創業
Monday,
July 15, 1878
ESTABLISHMENT
バルコニーのある3階建ホテル
横浜で事業を行っていた山口粂蔵の養子・仙之助は明治10年(1877年)に宮ノ下で外国人専門の旅館を経営することを志しました。藤屋旅館を買い取り、翌明治11年(1878年)、神風楼支店「箱根宮ノ下富嶽館富士屋ホテル」として開業します。以前から外国人を宿泊させていた奈良屋旅館には外国人向け設備があったものの、建物も経営も日本式のものでした。そこで富士屋ホテルは建物を一新し、洋館を建設するとともに、パンや肉類も毎朝小田原から宮ノ下に取り寄せるなどして洋式のサービスを提供したのです。