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The Fujiya Hotel Signature Menu

「受け継がれる味、宿る物語。」
明治の創業以来、国内外の賓客をもてなしてきた富士屋ホテル。
その食の歴史は、洋食・和食・スイーツ、すべてに“物語”があります。
ここでは、今も愛され続ける名物料理の数々をご紹介します。

メインダイニングルーム・ザ・フジヤ

コンソメスープ|
富士屋ホテル自慢のコンソメスープは、創業当時から変わらぬ製法で、丹精込めて長時間煮込んだ逸品です。黄金色に輝くスープの深い味わいと美しい透明感は、スープ単体で楽しむのはもちろん、ホテル人気メニューのカレーソースにも用いられ、ひと口ごとに、受け継がれた技とおもてなしの心が広がります。
クレープシュゼット|
コースを締めくくる受け継がれた味わいののデザート、「クレープシュゼット フランベ」。この一皿の魅力は、昔ながらのテーブルパフォーマンスにあります。
専任のギャルソンがお客様の目の前で、リキュールを使いクレープをフランベ。燃え上がる青い炎は、お食事の記憶に残るドラマチックな演出です。バターとオレンジソース、リキュールの芳醇な香りをまとった熱々のクレープは、格別な味わい。特別な日にふさわしい、上質なおもてなしと、迫力の炎の舞を心ゆくまでお楽しみいただけます。
 
昭和期のメインダイニングルーム・ザ・フジヤ 
現在のメインダイニングルーム・ザ・フジヤ 

メインダイニングルーム・ザ・フジヤ詳細

旧御用邸 菊華荘

すき焼き|
旧御用邸「菊華荘」のすき焼きは、昭和20年代よりすき焼きの専門店として培ってきた味を受け継ぐ逸品です。上質な国産牛と旬の野菜を、だしと醤油の旨味が引き立つ割り下で丁寧に煮込み、ふんわりとした卵とともに味わう贅沢な一品。長きにわたり守り続けられてきた味わいは、菊華荘の格式ある空間で、時を重ねて磨かれたすき焼きをお楽しみいただけます。
 
菊華荘の玉子焼き|
旧御用邸「菊華荘」で提供する「菊華荘の玉子焼き」は、昔ながらの手法で丁寧に巻き上げた逸品です。ふんわりとした食感と、だしの豊かな旨味が口いっぱいに広がり、和の繊細な味わいを存分にお楽しみいただけます。格式ある空間で味わうひと品は、ホテルの歴史とともに受け継がれる職人の技を感じさせる、菊華荘ならではの朝の贅沢です。
 
 昭和20年代の菊華荘
 現在の菊華荘

旧御用邸 菊華荘詳細

レストラン・カスケード

オールドファッション ビーフシチュー イン キャセロール|
富士屋ホテルの歴史と情熱が息づく、「オールドファッション ビーフシチュー イン キャセロール」。
そのメニュー名には、英語とフランス語が混在しており、これは当時の先人たちがより高みを目指し、世界の食文化に積極的に挑んだ証として今に伝えられています。大正時代から受け継がれるこの一皿は、単なる料理ではなく、ホテルの歩みそのもの。特筆すべきは、デミグラスソースに白ワインを使用するという富士屋ホテルならではのこだわり。これにより、濃厚でありながらも口当たりの良い、深みのある独特の風味が生まれています。 
ズッパ(玉子入りトマトグラタンスープ)|
メニュー名にも残る「ズッパ・アッラ・パヴェーゼ」は、イタリア発祥の王道スープです。ベシャメルソースの元であるルー・ブランにトマト素材とブイヨンを加え、丁寧にのばしたとろみのあるコクが特徴。最大の魅力は、熱々スープの中で仕上がる半熟玉子です。最後の焼き上げ前に落とされた卵は、テーブルに届く頃に絶妙な状態に。熱々のスープが染み込んだバゲット、グリエールチーズ、そして半熟の玉子を混ぜて食べるのが王道。古き良き食文化と、時代を超えて愛される美味しさが凝縮された、心温まる一皿です。
 
大正9年のカスケードルーム
 現在のレストラン・カスケード

レストラン・カスケード詳細

ラウンジ

アップルパイアラモード|
富士屋ホテルに残る1915年の最も古いメニューカードにも記されたレシピをもとに、代々受け継がれてきたアップルパイ。サクサクに焼き上げたパイ生地に、甘さ控えめのりんごフィリングを丁寧に重ね、古今を通じて絶大な人気を誇る味わいに仕上げています。世界中から訪れた著名人たちにも愛されたこの一品に添えられるのは、ホテル自家製のバニラアイスクリーム。温かいアップルパイとの相性は抜群で、クラシカルな香りと味わいが口の中で優雅に広がります。
 
アフタヌーンティー|
伝統と格式を感じる優雅なひとときをお届けします。セイボリーは上質な素材を生かし、スイーツは季節ごとに彩り豊かに仕上げた全てホームメイド。創業以来受け継がれてきたレシピに基づく味わいは、ひと口ごとにホテルの歴史と手仕事の温もりを感じさせます。多彩な紅茶とともに、四季折々の美味しさと富士屋ホテルならではのクラシックな雰囲気をご堪能ください。 
昭和20年代のラウンジ・オーキッド
 ラウンジ・オーキッド

ラウンジ詳細

バー・ヴィクトリア

マウントフジ|
富士屋ホテルの歴史と気品を映すオリジナルカクテル「マウントフジ」。ベースのジンに、パイナップルの甘酸っぱさを重ね、卵白でやわらかく包み込むことで、雪を抱く富士のようにまろやかで気高い味わいに仕上げました。
この一杯の源流は、かつて帝国ホテルの支配人を務めた富士屋ホテル三代目・山口正造の想いにあると言われています。帝国ホテルの夜に生まれ、箱根の山へ受け継がれた「マウントフジ」。“遠く離れても同じ富士を仰ぐ”日本の心そのものだったのではないでしょうか。

富士屋クラブハウスサンドウィッチ|
日に通常営業を再開しました。その際のメニューブックにも記されていたのが、「クラブハウスサンドウィッチ」です。5種の具材を4枚の食パンで挟んだ食べごたえのある一品は、戦後の再開とともに多くの人々に親しまれ、今も富士屋ホテルを代表するメニューとして受け継がれています。
昭和5年バー・ヴィクトリア
 現在のバー・ヴィクトリア

バー・ヴィクトリア詳細

ベーカリー&スイーツピコット

レーズンパン|
昭和30年代に作られたという歴史をもつレーズンパン。素材の風味と食感を最大限に生かそうと、先人たちが試行錯誤を重ねながらたどり着いたのが現在のレシピです。水は一切使用せず卵と牛乳だけで練り込むのも先人の知恵。ふんわりと柔らかく、優しい甘味のあるパンはそのままでも、トーストやフレンチトーストにしても美味しくいただけます。
 
エグザコナル|
今も多くのお客様に愛され続ける、富士屋ホテルのノスタルジックなスイーツ。四角いパイ生地の角を折り込んだ独特の形から、フランス語で「六角形」を意味する 「エグザコナル=Hexagonale 」と名付けられました。サクサクに焼き上げたパイの中には、香ばしいアーモンドクリームを包み込み、ひと口ごとにやさしい甘さが広がります。そのレシピは1925年の記録にも残されており、一世紀にわたり受け継がれてきた一品です。
 エンゼルケーキ|
中央に穴をあけることで“天使の輪”をイメージし、その姿から名付けられたスイーツです。しっとりとしたチョコレートスポンジを、ほんのり塩味を効かせたクリームでサンドしたシンプルながら飽きのこない味わいが長く愛され続けています。さらに、モダンさをも感じさせる表面のデコレーションは、昭和15年の誕生以来変わることなく受け継がれており、今もなおホテルを代表する人気のケーキです。
チェリーパイ|
多くのお客様に愛され続けてきた、富士屋ホテルを代表するスイーツ、チェリーパイ。香ばしいパイ生地の上には、絞られたクリームと、間に挟まれたしっとり柔らかなスポンジが、やさしいアクセントを添えます。さらに、上面を彩るサワーチェリーのゼリーとダークチェリーのコンポートが、幾層にも重なる豊かな味わいを引き立てます。
富士屋ホテルならではの珠玉のスイーツです。
 
 昭和20年代の売店・案内所
現在のベーカリー&スイーツ ピコット

ベーカリー&スイーツピコット詳細

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